夏場のシアナッツバターで考えたこと

お客様から一件のお問い合わせがありました。

「メドウズのエレファントバームが好きで、近所のお店で購入しています。他の商品も気になったので、Amazonでシアバームフランキンセンス&ローズを2個買いました。1個は自分用に、1個は娘にあげたのですが、娘からシアバターがドロドロになっていると連絡があり、自分のものを確認したら問題ありませんでした。どうしてこのような違いが出たのでしょうか?」

シアナッツバターあるあるです。

シアナッツバターはおよそ36度で融解します。融解ですので、溶けはしますが完全に液体にはならず少し柔らかくなる程度です。しかし、直射日光が当たるところ、車の中などは40度以上になることもあり完全に液体になってしまいます。しかも熱を加えることで精油も劣化し、香りも悪くなってしまいます。

そのため、シアバームは「直射日光が当たらない涼しいところで保管、使用」下さいますようお願いいたします。他にも「香りがおかしい」「酸化臭がする」といったお問い合わせがありました。夏場は特にこのようなお問い合わせが多くなります。どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、そのお問い合わせのお客様と15分くらいお話をしたのですが何点か興味深いことをおっしゃっていました。

1、このような100%シアバターで作られた商品はとても珍しい。

2、もっと商品を見てみたいが、取り扱っているお店がない。

3、メドウズの良さの商品の良さは使わないと分からない。

もしメドウズが、大手メーカーのように売上第一主義でとにかくたくさんの商品を売りたいのであれば、シアナッツバター100%の商品は作りません。高温で溶けてしまう、冬場は固くて使いにくいなどおよそお店が売りやすい商品ではないからです。そのような商品を大々的に販売するとメーカーにはひっきりなしに、問い合わせやクレームが来ると思います。

しかしメドウズは植物の恵み、植物の持っているパワーを最大限商品に詰め込み、自然に近い状態でお客様にお届けすることを大切にしています。だからこそ、使いづらいかもしれませんが使えば良さや効果を感じていただけるのです。このシアナッツバターを使った商品の製造も意外と大変で、たった100個前後のシアバームを手作業で作るのに1日かかります。

専門店以外のお店にとって、このような自然由来の商品は売りづらい商品であると同時に、よりパッケージがかわいかったり安価で使いやすい商品の方が多くのお客様に喜ばれる現実もあります。自然由来成分のみで作られた商品はこのように市場が限られているため、ここ数年で多くの専門店が姿を消したり、メーカーが倒産をしてしまったりと大きな逆風が吹き荒れているのも事実です。

私たち(イギリスのスタッフも含めて)は数を売ることを目的としておりませんので、私たちの商品が好きとおっしゃってくださるお客様に最高の商品をお届けすることを大切にしていますが、それでも便利さの陰で品質の高い商品のマーケットやニーズが縮小しているというのはとても悲しいことです。ひとりでも多くのお客様に自然のものの良さや温もりを伝えていく活動を続けていきたいと思いました。

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